熱帯魚を飼育すると底床にフンがたまったり、コケが生えたりしていきます。掃除し忘れたり放置しているとコケに覆いつくされたり、熱帯魚が病気になってしまいます。
綺麗な水槽で元気に熱帯魚達に泳いでもらいましょう。
メンテナンスのタイミング
水槽の掃除は基本的に週に1回位できれば良いと思います。
飼育している熱帯魚の数が少ない場合は2週に1度でも問題ないかと。
ただ飼育水の汚れや臭いが分かるような場合は、まさにメンテナンスしなければいけません。
いつ掃除をするのか明確にしたい方は試験紙で検査し、硝酸の値を見たり、TDSメータで前回メンテナンス後から数値が○○上がったので、掃除しようと決めるのも良いと思います。
フィルター掃除は2,3か月に1回が目安とされていますが、頻繁に掃除していると繁殖しているバクテリアが減ってしまいます。
水換え
水換えの割合は3割位とされています。飼育水と投入する水の水質に差があるので、水を換え過ぎてしまうと熱帯魚だけでなく水草にもダメージを与えてしまいます。
水換えでもバクテリアは多少なりとも減少します。
水槽掃除
準備
当たり前の事ですが、掃除道具を準備しまししょう。私の用意する道具は以下のとおりですが、同時に投入する水も用意します。
- タオル
- コケ取り用のヘラ(私は三角定規専門です…)
- メラミンスポンジ
- 排水用ホース
- バケツ
コケと底床の掃除
水槽全面、側面、後面に生えたコケを除去しますが、接合部分のシリコンを傷つけないよう気をつけましょう。また、アクリル水槽は傷つきやすいのでメラミンスポンジでコケを取る場合も濡らした状態で優しく擦りましょう。
続いて底床掃除ですが、熱帯魚のフンやコケを吸い出します。
代表的な掃除道具はプロホースがあります。水槽版掃除機と言った感じでしょうか。
底床が大磯砂の場合、汚れの吸い出し具合がリアルに分かるので、かなり掃除をした気分になります。
水換え
水換えは3~5割程度にしましょう。熱帯魚達へダメージを与えない、バクテリアの減少を抑えるためです。
底床の掃除をしつつ水を吸い出すのもありだと思いますが、1回の掃除で全ての底床を掃除するのは止めましょう。半分程度で良いと思います。底床にもバクテリアは繁殖しています。
注水
水換えした分の水を水槽に注水しましょう。
大型水槽の場合は水槽より高い所に水の入ったバケツ等を置き高低差を利用して注水したり、ポンプなどで注水すれば時間の節約や体力の消耗を抑えられます。
注水での注意点は以下の通り。
塩素の除去
塩素は熱帯魚やバクテリアに有害であるため、分解、中和または浄水器により除去しましょう。
水温調整
冬場など水槽内の水温と注水する水の温度差があると熱帯魚達にはダメージになります。
水温を合わせられない場合は滅茶苦茶ゆっくりバケツで注ぐか、小さい容器に移して注ぐなどで対応しましょう。
注水時の勢い
あまり勢いよく注水すると、水が零れる、底床が舞う、レイアウトが崩れたりします。
手や何か物を使い間接的に注水しましょう。
最後に
水槽周りは掃除の際、必ず濡れてしまいますのでタオルでよく拭きましょう。
あと忘れてしまいがちなガラス蓋。
ホコリ、エアレーションや蒸発等による水垢で汚れています。
メラミンスポンジなどで掃除し汚れを拭き取りましょう。結構綺麗になります。