赤色水草

水草を赤くする 水草

私の経験と知識での考察になります。
間違っていることがあるかもしれません。
参考程度に見てやってください。

水草を赤くする

水草を赤くする直接的要因は強光です。

強い光を浴びると葉などを守るためアントシアニンを生成します。
アントシアニンは一般的に酸性赤色、アルカリ性で青色になります。

いきなり結論ですが、水質を弱酸性にして強い光で照らす。
暇な方はもうちょっと付き合ってください。

鉄と赤色水草

というキーワードで水草を赤くすると見受けられますが、
私も鉄は水草を赤くする要因の一つであると考えています。

そもそも水草が成長するには光合成が必要です。

葉にある葉緑素で光合成を行いますが、
葉緑素の形成にが必要です。

そして光合成にもは必要です。

光合成によって糖が作成されます。
その糖をもとにアントシアニンは生成されます。

ここからがうんぬんのポイントになります。
アントシアニンという物質は不安定な状態らしいのですが、
酸性から弱酸性の時にと金属錯体を形成し安定するようです。

勝手なイメージ

葉の細胞内に生成されたアントシアニンが安定して存在することにより赤い色を発色・維持できるのではないでしょうか。

余談になりますが、もしかしたらアルミニウムやコバルトなんかと金属錯体を形成した方が発色が良くなるかもしれません。
あくまで想像の域ですが…。

ただ以下の問題があるので容易ではないです。

★ 専用の肥料・液肥の有無
★ 添加必要量の把握
★ 金属錯体の形成条件
★ その他生体などへの影響
などなど

そもそも赤に見えるとは

植物の葉は緑色に見えます。簡単に言うと、葉や茎の生育・発芽・開花・光合成に緑の光より青や赤の光をより多く吸収して使用するため、より多く反射された緑の光により緑色に見える。

LEDライトによっても見え方は変わります。特に水草用と謳うLEDライトは高ルーメンで高い演色性があり、青や赤の波長に力を入れています。メーカーや種類によって性能は異なるので、水草の緑や赤の見え方に差があります。

詳しくは光の波長や植物と光の関係を説明したサイトやLEDライトを比較したサイトをご覧下さい。

まとめ

1.強い光で照らす(ルーメン数の高いLEDライトなど)

2.水質を弱酸性にする(水質調整剤などでPH6を目標)
※水質の弱酸性化は水中の二酸化炭素の状態や栄養素の吸収にメリットがあります。

3.鉄などの微量元素、ミネラルを含んだ液肥の添加

いかがだったでしょうか?
なかなか赤くならない方はまずLEDライトを追加するか、高ルーメンのライトに変えて様子を見てみましょう。
焦らずじっくりと。

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