これからアクアリウムを始める方、リセットする方はいつが良いか。
ずばり夏です。
梅雨が明け、暖かくまたは暑くなってくればベストです。
5つポイントがありますので簡潔に見ていきます。
作業しやすい

暖かいため半袖など軽装であるので、服が濡れたり石や流木をセットしている時に服に引っかかたりすることが少なくなります。
また以下の様に作業は沢山あるので、暖かく体も動かし易いときがベストです。
- 水槽台の設置
- 水槽の設置
- 砂、砂利、ソイルなど底床を敷く
- 流木、石の配置
- フィルター、ヒーターの取り付け
- 水草の植栽
- 注水
水を温める必要が無い

気温が暖かい(または暑い)ため当然水温は高いので、事前に温めたり、注水後にヒーターによって水温が上がるのを待ったり確認したりする必要はありません。
経済的である

前述の通り水温は高いので設定温度を超えている限りヒーターは稼働しません。
よってアクアリウム用品で1番ワット数の高いヒーターが稼働しないという事は、電気代もかからないので経済的です。
お察しの通り、秋になれば次第に涼しくなり徐々にヒーターの稼働時間は長くなります。
バクテリアの繁殖に適している

何と言っても、水槽を夏に立ち上げる最大のメリットはこれ。
バクテリアの繁殖です。
良い水質を維持するためには、バクテリアの繁殖は欠かせません。
アンモニアや亜硝酸を酸化する硝化菌は、適温が30℃や35℃と言われています。
ただし注水する水(水道水から塩素を除いた物を想定)にはバクテリアはいません。
バクテリアのエサとなるアンモニアもありません。
- バクテリア剤を規定量入れる
- 極少量のアンモニアを入れる
- フィルターを稼働しエアレーションする
水草の成長が早い

梅雨が開け本格的に暑くなってくると有茎草がグングン伸びてきます。
水質や環境はみなさん異なるので、そうで無い方もいるかもしれません。
水草の成長が早いという事は硝酸などの栄養素の吸収も多くなりコケが生えづらくなります。
最後に
最近の夏は暑くバクテリア繁殖に適した水温になります。
良い水質は硝化菌の増殖から始まると言っても過言ではありません。
待っていれば、いつかは菌が水槽に入り次第に増殖していくことでしょう。
しかし硝化菌の増殖は遅いと言われていますので私は待つよりバクテリア剤を投入した方が早く水質が安定すると思います。
水槽などアクアリウム用品を買った時、水景・レイアウトに飽きた時が夏ばかりとは限りません。
夏でなくともアクアリウムははじめられます。
今回は作業や環境を考えると夏がより良いのではないかと言うお話しでした。