石 ―レイアウト素材―

レイアウト

石を使ったレイアウト

水槽に石があるとグッと雰囲気がでますよね。
山脈レイアウト、草原風レイアウト、ジオラマレイアウトなどなど。これらのレイアウトの主役は何といっても石です。
三尊石組や遠近法などで表現の方法は色々あるかと思いますが、とりあえずここでは石を使う注意点と石の種類を以下簡単に記載します。

石を使うときの注意点

石を使う上で注意する点は主に3つです。



1.硬度
石の成分が溶け出し硬度が上がります。水質がアルカリ性に傾いたりします。

2.色合い
石は濡れると色合いが変わります。事前に調べたり確認しましょう。

3.破損
ガラス水槽でのレイアウトは石の転倒に注意しましょう。倒れたりして底面や側面にヒビが入ったり、最悪割れたりします。
緩衝材を敷くなど慎重にレイアウトしましょう。

石の種類

龍王石

清涼感のある青みがかった灰色で白い筋が入った石です。
この石は硬度が上がるので事前にサンポールなどで酸処理する、使わない場合は水につけておく方が良いかもしれません。
後は重い、価格が高めです。
キューバパールグラスやヘアーグラスなどの草原風レイアウトも似合います。

英石、青華石、白流石などの名称で販売されている石も似通っています。

※画像は龍王石と青華石

英石

龍王石と似た石。龍王石はちょっと高いんだよな~という方はこちらでも。
通販などのおまかせでは石を選べませんが、店頭に置いてあり選べれば遜色無い石を選べるかもしれません。

青華石

神畑養魚株式会社から販売されている石。青みがかった灰色をした独特の雰囲気をもつ石。
龍王石や英石と似た感じの石。
大、中サイズの単品や、大1個・中3個・小5個のセット物などもあります。

白流石

乾燥した白流石
濡れた白流石

龍王石や、青華石と似た綺麗な模様の石。水に入れると白っぽさは無くなります。
これらの石は色々な模様、形があるので好みの物を選んで購入できるのがベストです。
通販だと5㎏などグラム単位でのおまかせ販売です。

気孔石(黄虎石、蜂炎石など)

乾いた気孔石
濡れた気孔石

表面にくぼみがある特徴のある石。ADA社では黄虎石で販売。
検索するとほぼ100%くらい山岳レイアウトの画像が見受けられます。実際、山岳レイアウトに非常にマッチします。
プロの方だと横置きや凸型レイアウトの独創的なレイアウトも見せてくれます。

くぼみに土が詰まっているのと、くぼみ辺りがボロボロとれるので良く洗い落とさなければいけません。

木化石(紅木化石など)

乾いた木化石
濡れた木化石

他の石は水質をアルカリ性に傾ける中、この石は酸性になります。木が化石になったものです。
角ばった石は重ねたりして気孔石とは異なった山岳レイアウトを作れます。
この画像ではかなり分かりずらいのですが、濡れると色合いがハッキリでて凄く良い感じになります。

紅木化石は色合いがさらに赤っぽい石で販売されいます。

溶岩石

溶岩が固まった石。軽く(軽く無い種類もある)、多孔質であるためバクテリアも繁殖しやすく、活着系水草に使われることも。
水質に与える影響も少ないので、いいことづくめですが表面がザラザラしている石もあるので魚がケガをする場合があります。
また、レイアウトしていると手がガサガサになることもあるので女性は手袋必須かも。

渓石

乾燥した渓石
濡れた渓石

暖色系の色で、渓流の崖等をイメージさせる自然な質感が持ち味(ADA社)
無造作(に見える)に配置し水草1種のようなシンプルレイアウトが似合いそうです。

山谷石

乾燥した山谷石
濡れた山谷石

青みを帯びた深い色合いが特徴です。無作為に積み上げたり敷いたりする使い方が適しています(ADA社)
大きい石であれば結構存在感を出せそうな感じですが、存在感をあまり出さないシンプルな石です。

白層石

白色系の石でゴツゴツ感はありませんが、ザラザラしています。
濡れると灰色っぽくなったりしますが、特大の美しい白層石を見たことがあります。
良い石が入手できたら画像を取り替えたいと思います・・・。

古葉石

乾燥した古葉石
濡れた古葉石

溶岩石と気孔石の中間のような独特の細かい模様の石。
緑色の水草とのコントラストは似合いそうです。
この石も気孔石並みに水洗いをしっかりする必要があります。表面から細かくポロポロ破片が落ちます。

輝板石

乾燥した輝板石
濡れた輝板石

光の当たり具合で輝く板状の石。
レイアウトは水槽の中部から上部まで重ねた崖風レイアウト。もしくは、縦置きの遺跡風レイアウトなど。
似たような石で溶岩石をスライスし板状にしたものもあります。

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